MONSTERSZのあらすじネタバレ感想
wowowで放送された『MONSTERZ』を視聴しました。
自分でもなぜこの映画を観たのか、よくわかりません 笑。
あらすじは、2人の化け物同士の戦い、とでも言えば良いのでしょうか。
藤原竜也演じる、視界に入った人間を自在に操れる男と、山田孝之演じる、驚異的な回復力をもつ簡単に死なない男。
藤原竜也は幼い頃に父を操って殺した経験をもち、能力を使うことで金に困ることなく、日が当たらないように生活をしています。
山田孝之はフツーに生活を送る青年でしたが、藤原竜也の能力が通用しない唯一の人間であることから、生命を狙われるハメに。
藤原竜也はどんどん人を操って山田孝之を襲わせたり、無意味に飛び降りさせるなど山田孝之を追い詰めます。
最後は二人が奈落の底に落ちていくも、山田孝之の不死身の体で藤原竜也は救われ、銃殺刑のシーンで終わります。
ヒジョーに面白くない映画でした。
まず、藤原竜也を「悪」として描写するなら、もっと悪者にすべきでした。
どんどん人を殺め、富と権力を手に入れ、でも自分はひっそりと生きてる、そんな感じで描けばよかったのにと思います。
そして、藤原竜也では全然怖くないし、悪く見えないし、本人はドスのきいた声を出してるつもりでも、まったく恐ろしくない完全な配役ミス。
むしろ山田孝之と逆でも良かったのでは。
また、藤原竜也が自分の名前にこだわっていて、山田孝之から「お前にも名前があるんじゃん」の一言で簡単に善人になるシーン、一体何だそりゃ 笑。
名前を呼ばれることにこだわっているのなら、それまでもっと深堀りしてないと。
もし、製作者側の意図が、悪人になりきれない善人、を描いたつもりだったらそれは、作り手も演者もまるきりなってない、ということです。
でもって最後のシーン、奈落の底に二人が落ちていく場面のCGというか合成の陳腐さったら、見ている方が恥ずかしくなるくらいでした。
死なない人間を殺すために、何百人をゾンビみたいに立ち向かわせたって無意味なのに。
『ターミネーター4』を観ていれば一発で殺せるたんですけどね 笑。
溶鉱炉に投げ入れるか、液体窒素で固めるとか、いくらでも方法はあったんですけど。
ホールのステージ上で何百人もの操られた人に囲まれる山田孝之でしたが、僕は何百人のエキストラの後ろのほうの人たちを見て笑ってしまっていました。
日本の映画、まだまだだなぁと思った次第です。
でも、もし、ハッと気付いて「俺は何をしてたんだ?」なんてことがあったときは、藤原竜也みたいな人に操られた直後なのかも、なんて思うとちょっとコワイ気もしますが 笑。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。