大塚家具の株主総会が愉快すぎた

大塚家具のお家騒動、注目の株主総会が開催されましたね。

マスコミも煽りに煽って世間の大注目となりました。

 

結果としては、当初の予想を覆しての久美子社長の勝利となりましたね。

もともと、どちらかといえば合理的な経営を推し進めようとしていたのは娘の久美子社長といった感じでした。

効率経営好きな海外投資家などは娘の久美子社長オシ。

一方、これまでの経営に対する評価や、突如株主配当倍増を打ち出した父の勝久会長側には、多くの賛同者がいると見られていました。

しかし、61%の議決権を得たのは久美子社長側となりました。
テレビで流れる株主総会の音声などを聞いていると、それもやむを得ないかなあ、というのが主だった感想です。

淡々と、議事進行する久美子社長に対し、一方の勝久会長、さらには母も登場してくる旧経営陣。

しかも旧経営陣は、株主たちの本当に知りたいとされる経営の進め方うんぬんではなく、「私達がどれだけ苦労してきたか」「いかに娘に騙されたか」を論点とした話に終始。

これでは賛同の意を集めることはできません。

株主総会、経営の行方を決定する場において、家族の内輪もめを持ち込んでしまったのですから。

 

個人的には特に、母の登場が失敗だったのだろう、と考えています。

「こんなに苦労して会社を大きくしたのに」などと発言しては、会場から「引っ込めー」とか「退場!」などとヤジられる始末。

それでも引き下がろうとしない態度は、ただの「出たがりオバちゃん」としか映りません。

お母さん、滑稽すぎです。

将来的なビジョンを具体的な数値目標に置き換えるなどの方針を示さない限りは、株主の気持ちが離れていくことがわからなのかったのでしょうか。

ましてや顧客と直接対話する接客業であるのに、顧客の要望が何であるか、を掴めていない、というのは致命傷でもあったわけです。
一部報道では、発光部式の10%について、父側と娘側の裁判が始まるとのこと。

娘側が悪意を持って取得した、という父側の訴えだそうです。

もし、それで10%が父側に戻ったとしても、娘側はぎりぎり51%となるんですが。

娘の久美子社長は念願の勝利を収めたわけですけど、あそこまで冷酷に突き放す姿は、正直気持ちのいいものではありません。

泥沼のお家騒動の商品なんて買いたくないないなあ、というのが多くの人達の声ではないでしょうか。


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