アンストッパブルのあらすじネタバレ感想
映画『アンストッパブル』を録画鑑賞しました。
この作品、トニー・スコット監督の遺作となる映画なんですね。
2010年に製作された映画ですけど、前年の『サブウェイ123 激突』も監督と主演コンビで鉄道モノ映画だったので、ついつい混同してしまいがちです。
あらすじは、無人の暴走貨物列車を止める鉄道員を描いた、実話を基にしたお話です。
39両の貨物列車が、運転手のミスで目を離した隙に暴走を始めます。
デンゼル・ワシントンはクビを宣告されたベテラン機関士。
やる気が無く口うるさい新米のクリス・パインと仕事をしていましたが、そこに暴走列車の報せが。
このままでは運転する貨物列車と正面衝突の危機に。
間一髪で側線に入り正面衝突を回避します。
その直前、機動車を連結させて止めようとした作戦が失敗に終わり、機関士仲間が死んだことを聞きます。
そして、貨物を切り離し、機動車で後進しながら暴走列車を追うことに。
本社はこの作戦に猛反対しますが、このままでは市街地で大事故となるのは目に見えており、2人は意を決して止める行動に出たわけです。
ヘリで生中継される中、悪戦苦闘の末、どうにか最後尾の連結に成功。
しかし一向に止まらず、デンゼルは貨物列車の一両づつ手動ブレーキをかけていきます。
それでも止まらず、懸念されていた「大曲り」と呼ばれる90度カーブに。
貨物の上から指示、新米がブレーキ操作という連携で見事に危機を乗り切ります。
同じ鉄道会社の溶接工は警察の力を借りながら、自分のクルマを列車と並走。
新米がクルマの荷台に飛び乗り、そのまま先頭の機動車に向かい、荷台から飛び移り、無事に列車を停止させます。
最後は、裁判沙汰になっていた新米の妻子も涙で出迎え、反抗期だったデンゼルの娘2人も父の活躍に称賛を送りました。
テンポが良いと言うのでしょうか、とにかくノリがいい映画です。
ヘリで生中継されている映像と実況が、うまくテンポの良さを引き出しています。
何度見ても、けっこうハラハラしてしまいます 笑。
センターから指示を出す女性リーダーも、ひょんなことからそこに同席する連邦鉄道局の職員の活躍も見逃せません。
現場の声を無視し、株価や賠償金のことを再優先に考える本社側のネクタイ族の間抜けさも対照的です。
ただ、それでも、時速120kmぐらいの列車と並走するクルマの間を、2回も飛び移るとは。
だって、真横に飛び移っても、フツーは地面に落ちるはずだと思うんですけど。
車両内でジャンプすれば同じ場所に着地できるけど、列車の外ではそうはいきません。
んー、映画だからと言われればそこまでなんですが、実話のところではどうやって列車を止めたんでしょうか。
ちょっとググればわかるんですけど、見ちゃうと「なーんだ」ということにもなりかねないので、見ないようにしています 笑。
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