ザ・ミッシング囚われた少女のあらすじネタバレ感想

海外ドラマ『ザ・ミッシング~囚われた少女』全8話を見終えました。

前作、『ザ・ミッシング~消えた少年』の第二弾ですが、シナリオ的な繋がりはありません。

主人公の元刑事だけが同じキャストといった感じです。

ザ・ミッシング消えた少年のあらすじネタバレ感想

ドラマは失踪から11年後に突然現れた直後と、その1年ぐらい後が錯綜して進むため、ついていくのがとても大変でした。

そのため、ある程度時系列に沿って流れを書いていきます。

 

あらすじは、失踪した少女が11年後に突然現れ、犯人探しをするお話です。

ドイツ駐留のイギリス軍兵士の娘アリスは突然失踪してから11年後、衰弱した姿で突然ドイツの街に現れます。

重度の虫垂炎を患っており、出産の痕も見られました。

搬送される救急車の中で、フランスで失踪した少女、ソフィの名を口ずさみ、軍は当時捜査担当だった主人公の元刑事に連絡。

アリスの証言ではソフィと一緒に監禁され彼女は一年前に死亡、証言をもとに監禁場所や犯人探しをするも証拠は見つからず。

母親は娘ではないかも、と疑問を抱きますが確証はありません。

しかし元刑事は彼女がソフィのクセである手の仕草をしているのを見逃しませんでした。

ある日、娘は弟に、庭にある小屋で寝たいから外からカギをかけてほしいと依頼します。

長年の監禁で固い床で寝たいというのが理由で。

その頃、監禁場所とみられる地下室から肉屋のレシートが見つかり、アリスもこの男が犯人と証言したことで肉屋は逮捕されますが、まったく見に覚えがないと言っています。

親と口論になり飛び出したアリスは3時間後に帰宅、その夜、小屋で焼身自殺を図り死亡します。

アリスを助けようとして大火傷となった父親は、疑念抱く妻や小屋にカギかけた弟を責め、家族関係に亀裂が。

元刑事は軍に肉屋の尋問をしたいとお願いしますが却下。

元刑事や母親の疑念も、軍のDNA検査でアリス本人と断定されたのでした。

肉屋の店は住民から嫌がらせを受けるようになり、ついに妻が二人組に襲撃され重体の身に。

父親の不倫現場を見た弟は不良生活となってましたが、自殺直前に姉から依頼された、刑務所の肉屋に謝罪に訪れていました。

理由はわからずとも、姉からごめんなさい、ということを。

ソフィの父親に現在の事情説明後、アリス自殺の報せを聞いた元刑事はドイツに戻り、アリスが帰宅するまでの空白の3時間を捜査し、花束を買ってある墓に供えたことが判明。

その墓は自宅で自殺した黒人兵士の墓でした。

息子も兵士でしたが父の自殺と捜査した軍に疑問を感じ、イラクで傭兵生活中。

自殺した兵の愛人男娼の目撃談から殺人と考えた元刑事は、息子にあうためイラクに。

困難の末、息子にあい、バルザーニという男に定期送金していた事実を聞き、その直後、息子は戦士。

バルザーニを見つけ話を聞くと、黒人兵と現在は准将たちの部隊が91年にやってきて、娘を殺されてから罪滅ぼしで送金されてた、と聞き出します。

ドイツで准将に面会に行くも、既に痴呆老人となっている元准将。

捜査は娘の軍曹が引き継いでいますが、ボケ老人となった父親に合わせたくありません。

また、女性軍曹はアリスの父親と不倫関係にありましたが、妻に見つかっていて、かつ知られたことを旦那に内緒にしろ、と。

その後、不倫を解消したはずも妊娠してしまった女性軍曹。

妻は元刑事がイラク行く前に、アリスが所持していたジェットコースターの写真から遊園地を特定し、女性軍曹と訪問しますが手がかり得られなかったものの、後部座席の女性がアリスのネックレスを付けていることを見つけ出します。

老人ホームに侵入した元刑事は元准将が、三人で、と囁いたこと聞き出すも退出させられます。

黒人兵、准将、もう一人?という疑問が沸きます。

軍、とりわけ女性軍曹が捜査に協力してくれないため、アリスの母親に依頼し、軍からイラク時代の名簿を入手。

依頼する話を立ち聞きしていた弟は家を飛び出し、夜、不良たちと元准将を襲撃するのでした。

元刑事と一緒に捜査していた警察官は、同様に行方不明となった娘レナの自宅に電話し事情を聞き、その中で出た名前の男宅を訪問。

しかし男の幼い娘が「ママと地下室にいる」という絵を見せたところで、男に殺されてしまいます。

スポンサーリンク

入手した名簿には、肉屋の妻の名前がありました。

そして、91年のイラクで何が起こったのか、聞き出しました。

当時指揮をとっていた肉屋の妻の部隊には、黒人兵士、後の准将が所属しており、二人は肉屋妻が認めなかった、基地に戻ってこない兵士の捜索のため村を訪問。

すると、13歳の娘と寝ていたから追い出した、という証言が。

しかし拉致されているのでは、と疑った二人は夜に侵入し、縛られ拷問を受けた同僚を発見、その家を放火し、救出するも、小さな男の子が2階にお姉ちゃんがいる、と泣かれますがそのまま逃走します。

なお、その男の子が送金を受け取っていたバルザーニでした。

また、三人目の男の名はアダムで、この事件以来、広報部に所属しています。

肉屋妻はそのことを軍に報告していませんでした。

また、肉屋妻は襲撃される直前に小包を受け取っており、退院後に確認すると旦那のデジカメと保存されたアリスの写真を見つけ、警察に提出していたのでした。

アダムに話を聞く元刑事ですが、のらりくらりとかわすアダム。

そこに警察がやってきて、元准将襲撃の疑いで元刑事が拘束されてしまいます。

捜査が及んだことでアダムは娘を連れてスイスの山小屋に向かいます。

そこには死んだはずのアリスが住んでおり、アダムと娘が来ることを待ち望んでいました。

そして小屋の奥の部屋には、本当のアリスが拉致されていました。

最初のアリスは本当はソフィで、アリスに成りすまし、自殺を偽装し、ほとぼり冷めた頃にアダムと娘と普通に生活できる、と考えていたのです。

全てはアダムの策略でした。

幼い女の子を誘拐し、監禁、暴行という変質的な愛し方で、ソフィは子供を産み、子供が可愛く、アダムを愛してしまいます。

しかし虫垂炎はひどくなるばかり。

アダムは録音テープをもとに、准将と黒人兵を脅し、緊急手術を迫りますが、黒人兵の裏切りに気づき、自殺を装って殺害。

虫垂炎を治すため、アリスを装ってソフィを街に出しましたが、朦朧として間違って自分の名を口走ってしまったのでした。

脅されていた准将はDNA検査の検体をアリスのものにすり替えていたため、検査結果はアリスだったのでした。

また、アリスと違うのでは、と疑念を抱く者が現れたら揉み消せ、とも脅していたのでした。

スイスの小屋でおちあう三人。

一方、釈放された元刑事はアリスの母とアダム宅に侵入し、地下室とアリスの痕跡を発見します。

スイスの札束と壁の写真からアダムはスイスに逃亡したとして、合流した旦那とともに三人でスイスに。

女性軍曹は、アダムに殺された警察官を、殺害されたと知らずに訪問し、机からレナの捜査資料を見つけ、家族に連絡を取り、アダムとの接点を知るのでした。

それまでは元刑事の言う事を聞かず、彼の捜査を阻止する立場でしたが、ここで考えを変え、スイスに向かう元刑事に援護向けるから待て、と伝えます。

しかし小屋に急いでしまう夫妻。

待ち構えていたアダムにライフルで狙撃されてしまう父親。

しかし駆けつけた特殊部隊がアダムを逮捕し、娘を確保。

逃走するソフィは崖で元刑事と対峙、飛び降り自殺を図ろうとしますが、元刑事が必死の説得。

救出されたアリスと再会する夫妻。

後日。

自殺と思わせた小屋の焼死体はレナで、彼女は厄介だったから始末したと語るアダム。

そのことから一連の事件を思いついた、と。

さらにイラクで自分を捜索しに来なかった上司の肉屋妻にも復讐する機会だった、と。

警察はパーキングのトランクから警察官の遺体を見つけ、肉屋妻は釈放される夫を刑務所の外で待っていましたが、肉屋は一瞥して別方向に歩きはじめます。

元刑事はソフィを連れてフランスの父親のもとに行きますがソフィは会いたがらず。

娘失踪以降どん底の生活となって元刑事のことも恨んでいた父親ですが、孫娘の笑顔を見て、ようやく笑みを取り戻します。

アリスの父親は狙撃されたことが原因で死亡。

元刑事が患っていたガンの手術のため麻酔をかけられ、効くまでのカウントダウンを3まで数えてエンディング。


The Missing / ザ・ミッシング – 消えた少年  [PAL-UK]
んー、ほぼ時系列に並べても結構なストーリーですね。

それでも結構端折ってしまったのですが 笑。

とにかく、過去と現在が入り乱れ、さらにその中でも前後して放送していくので、ホント見るのが大変まドラマでした 笑。

終わってみれば、登場人物の多くが哀しみを背負ったり、人を憎んだり、冤罪で投獄されたり、死んでしまい、しかもほぼ全員が、後悔だらけという辛いお話です。

個人的には、犯人は別として、元准将が一番の諸悪の根源かな、と。

全てを打ち明けようという黒人兵士に耳を貸さず、脅されるまま行動し、最後は痴呆老人となって残された家族に迷惑をかけるという。

第一弾の『ザ・ミッシング~消えた少年』は、未解決事件のまま終わってしまったので、それと比べればまだ終わり方は良かったのかな、と。

『ザ・ミッシング~囚われた少女』、かなり見入らないと大変ですけど、すごく作り込まれたドラマで、オススメの作品です。


スポンサーリンク

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る