硝子の葦のあらすじネタバレと感想

WOWOWのドラマ『硝子の葦』を全4話、イッキ見しました。

直木賞受賞の桜木紫乃原作による「官能ミステリー」なんだそう。

主演は相武紗季で、奥田瑛二、小澤征悦、多岐川裕美などが共演。

 

あらすじは、売春婦の子で虐待を受けながら育てられた主人公(相武紗季)が母(多岐川裕美)の愛人(奥田瑛二)と結婚、ところが夫は交通事故で意識不明に。

税理士で愛人(小澤征悦)、ほぼ同い年の夫の連れ子でヤンキーの女の子、父親のDVに悩む母子などが登場。

DV父親をその妻と一緒に睡眠薬で自殺偽装で殺したり、実母を殺したり、その子を預かってヤンキーの義理の娘と育てたり。

警察が勘付いたことを知ってか知らずか、自分の人生に嫌気が差したのか、最終的には生まれ育ったスナックの2Fで焼身自殺。

愛人が遺灰を海に帰しますが、数カ月後、整形して新たな人生をやり直す彼女らしき女性を見つけ、夫が死んだことを伝えると、その女性は後ろ向きのまま悲しみに暮れますが、前を向いて歩き出す、というストーリー。

 

見終わっての感想は、相武紗季が脱いだ、と話題になっただけのドラマだなあ、と。

とはいえ、ヌードを披露したわけではありません。

パンツ一枚の後ろ姿とか、小澤征悦や奥田瑛二との濃厚なキスシーンぐらいでしょうか。

しかし奥田瑛二はこういう役ハマリすぎです 笑。

小澤征悦は実生活で杏と滝川クリステルを手玉に取って行ったり来たりを繰り返しているので好きじゃありませんが。

WOWOWらしい「静かな」映像です。

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たぶん、原作を本で読んだほうが面白い話なのでしょう。

ドマラ化するのはちょっとムリがあったのかもしれません。

本なら「濃厚なベッドシーン」と一言だけで想像は各人が勝手にするものですが、映像化してしまうとそれそのものになってしまいます。

 

基本的には誰が見ても不幸な主人公。

でも、それらを振り払って前を進もうとする彼女。

とはいえ、ひたむきにがんばる姿ではなく、周りを見下し全てを理解してるかのような態度。

最後は全てを捨て、整形して新たな人生を歩むことになりますが、それって誰もが一度は夢見ることです。

たぶん、この原作が人気な理由は、その儚い思いを実現してしまったことなのかな、と。

僕がオトコだから面白いと思えなかっただけなんでしょうか。


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