ロシアvsサウジアラビア戦の感想
開幕戦となった、開催国ロシアvsサウジアラビア。
8万人ぐらいの大サポーターの圧倒的声援を受け、ロシアが5-0の圧勝劇でした。
個人的にもロシア優位ではあったのですが、まさかここまでの点差がつくとは。
FIFAランキングでロシアは70位、サウジアラビアは67位。
ちなみにロシアは参加32カ国で一番低いランキングです。
まぁ、開催国有利に働くワールドカップの組合せですけど、2010年の南アフリカ大会で開催国南アがまさかの予選敗退でした。
しかし、ロシアのランキングは算出方法の影響で、開催国ゆえ予選もなかったため、低いランキングとなった次第。
実際、2014年のブラジルワールドカップのときには、19位でした。
そう考えれば欧州グループでも中~上位の力があるわけです。
試合開始直後はサウジアラビアがボールを支配する展開だったものの、すぐにロシアが立て直し、前半12分に左サイドのクロスからヘディングで先制。
この場面、中東特有の「ボールウォッチャー」「ファーサイドをフリーにしてしまう」という悪癖がモロに出てました。
シュートを決めた選手以外に、さらにもう一人、フリーでいました。
前半24分、ロシアにアクシデント。
それまで中盤で存在感があった9番ジャゴエフが肉離れで交代。
ほとんど何もできていなかったサウジアラビアにとってはチャンス。
と思いきや、サウジのエンジンはかからず、そのまま1点差で前半終了かな、と思ったそのとき、ロシアの2点目が決まります。
2人のスライディングを交わして決めたシュートでした。
後半25分にロシアが3点目を決めると、もう完全に戦意喪失なサウジアラビア。
ロスタイムには華麗なアウトサイドシュートとフリーキックを決められ、0-5の大惨敗。
なんか、もう、中東の国はアジアと別扱いにしてくれ、と思いました。
アジア予選では、暑さと「中東の笛」を味方に毎回接戦になるんですけど、本大会では惨敗を繰り返す中東勢。
時折、キレイなパスワークを見せるものの、基本的には足元パスが多く、3人目4人目の動きが皆無で「パスをキレイにつなぐ」ことが目的になってしまった感じ。
この試合でもほとんど見せ場はなく、ロシアの守備ブロックを崩す場面なんてほとんど見られず。
一方のロシア。
肉離れで(おそらく)戦線離脱者が出てしまったのは残念ですが、結果としてはこれ以上ないほどの勝ち方で初戦を終えました。
このグループはウルグアイもエジプトも、サウジに勝つのは当然、と考えているはずで、5点もの得失点差を得て、国民の期待と応援がさらに上がること間違いありません。
ウルグアイは少しだけ頭抜けてる感じなので、次戦のエジプト戦に全力を傾注するはず。
エジプトはサラーのケガの回復が間に合えば、かなりアツイ戦いとなりそうで注目です。
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