天津とバンコクの爆発事件に思ふ
中国天津の工場爆発事件に次いで、タイのバンコクでも爆発事件が発生しました。
海外旅行はもちろん、現地在住の日本人にとっては心配の種が増える一方です。
も少し平穏な世の中になることを願うばかりですね。
天津の工場爆発は、習近平を良く思わない政敵による犯行といった声が聞かれます。
国際社会にはもちろんのこと、現地住民にさえ一切情報が与えられないことから、軍事工場だったのは間違いないだろうと。
大気中には超有害なダイオキシンなどの異常数値も確認されていますが、その危険情報すら政府から発表されません。
ガスマスクを装着して生活する住民の姿も見られます。
色んな意味でコワイ国ですね、中国。
人民元の切り下げなんかも相まって、経済的にも世界から愛想を尽かされ始めています。
今後、もっとヒドイことが起きるかもしれません。
もう一方の爆破事件、バンコクはもう少し身近な危険を感じます。
一時はイスラム系過激組織による仏教徒を狙ったテロでは、との見方がありましたが、通常だったら犯行声明があるはずです。
今回は犯行グループなどから一切声明が出されていないため、個人的には、イスラム系ではないのかな、と考えています。
となると、昨年のクーデター騒ぎがあったタイの国内の問題が浮上します。
ただ、旧政権派にしろ、現政権派にしろ、海外旅行者を巻き込む大規模な爆破事件を起こすかな、と個人的には疑問です。
タイは観光立国なので、自分たちの首を絞めるようなことをするのかな、と。
現政権は昨年、戒厳令を敷いて一気に旅行者が減少したことがありますが、旧政権派はそれを良しとしませんでした。
そのため、旧政権派こそ、旅行者を不安に陥れるような爆破事件を起こすはずないと思っています。
ひとつ気になったのは一部報道で、中国に虐げられている新疆ウイグル自治区の住民がタイに亡命してきたところ、タイ政府が中国に送還してしまい、その腹いせに事件を起こした、という報道です。
だとしたらなんとなく合点が行きますが、それでも、「だったら虐殺してくる中国を標的にするのでは」という新たな疑問が浮かびます。
んー、一体誰が、何のためにこんな事件を起こしたのでしょうか。
ちなみに僕は昨年のGW直前、バンコクに遊びに行きました。
今回の事件現場は通り過ぎただけでしたが、見覚えのある場所です。
そのため、けっこう身近に感じる恐怖な事件です。
でも、そんなことを考え始めたら、池袋での暴走事件とか、新幹線での焼身自殺事故とか、どこにも行けなくなってしまいます。
家に閉じこもっていたところで、地震とか竜巻とかゲリラ豪雨で増水とか、あらゆる自然災害も想定できちゃいます。
というわけで、どこにいても、何をしていても「今そこにある危機」から逃れることはできません 笑。
思い詰めたところで事態が好転するわけでもないので、「ドンと来い」の気構えとか「成るように成る」の気持ちも大切にして生活していこうと思います。
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