アメリカと中国が南シナ海で戦争勃発か
南シナ海に浮かぶ南沙諸島、英語名ではスプラトリー諸島ですが、ここに中国が無理やり埋め立てた人工島に関し、ついに軍事目的であると明言しました。
完全な開き直りですね。
東南アジア諸国の漁船などを強制的に排除し、突然埋め立てを始めた中国。
フィリピンやベトナムなどは強い態度で批判をしていますが、シンガポールやインドネシアは及び腰で、いまいち足並みが揃っていません。
先週シンガポールで開催されたアジア安全保障会議の中で中国代表は人口島の設置は軍事防衛の需要を満たすため、とはっきり言いました。
一方では環境保護だとか災害救助の拠点だとか訳のわからない理由を並べ立てる始末。
埋め立ての即刻中止を求めるアメリカに対し、強気な姿勢と批判的な言葉で対応、そこには日本も含まれています。
この人工島には対空高射砲塔などの軍事兵器が設置されていることが確認されています。
その確認、警戒活動や監視行動について中国は「直接的な挑発」とまで言い切ります。
中国の新聞で政府の機関紙、環球時報は「工事停止を求めるならば、南シナ海での中米戦争は避けられない」と、『戦争』にまで発展する可能性を示唆しました。
ホント、イヤな国です。
『戦争』という単語をちらつかせれば、ちょっとは腰が引けるだろ、ぐらいに思っているのでしょうか。
侵略、サイバー攻撃、資源強奪、チベット弾圧なんでもありありな国です。
日本が「責任ある振る舞いを期待したい」なんて甘ったるいことを言うからつけあがるんです。
アメリカ同様に「即刻中止」を求めればいいのに。
一方のアメリカもおとなしくするつもりはない様子。
とはいえ、実際は警戒監視活動しかできないでしょうから、中国からの暴発を待つしかない、というのが現状でしょう。
ましてやオバマ大統領は、なんだかんだで中国好きなので、さすがに戦争までは考えていないのかも。
それでも中国の横暴を嫌うアメリカ政府の一部からは、中国が言う「挑発行為」を繰り返し、中国からの武力衝突を首を長くして待っている人たちもいることでしょう。
もしアメリカと中国が南シナ海で衝突が始まったなら、東南アジア諸国も真っ二つに割れ、日本やオーストラリアも後方支援で出動し、中国の背後にはロシアがついて、なんてあっという間に広がる可能性があります。
中国では習近平国会主席を転覆させようと企む軍幹部が多いことから、中国軍が勝手に攻撃を始めるかもしれません。
まさに『今そこにある危機』なのかも。
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