ブラックファイル野心の代償のあらすじネタバレ感想
映画『ブラックファイル 野心の代償』を鑑賞しました。
主演は『トランスフォーマー』シリーズで軍の指揮官を演じていたジョシュ・デュアメル、共演にアンソニー・ホプキンス、アルパチーノの名優、イ・ビョンホンなど。
共演陣の名前に圧倒される映画ですが、名前負けする作品も多いので、実はあまり期待をせずに観始めた映画です。
ブラック・ファイル 野心の代償 [Blu-ray]
巨大製薬会社のCEOであるアンソニー・ホプキンスに、愛人を誘拐した犯人から身代金250万ドルを要求する電話が。
提携する民間警備会社に連絡し、防御を固め、アンソニー・ホプキンスは身代金受け渡し場所の画廊に向かい、身代金入りのバッグを受け取ろうした男を殴ってしまいます。
その1週間前。
主人公の弁護士はその日も裁判で連勝記録を更新し、帰宅。
妻は看護師で夜勤に向かいます。
弁護士はSNSに届いた元カノからの友達申請を承認し、やりとりを繰り返し再会することに。
彼の連勝記録はハッカーの友人が相手のファイルを覗いたり書き換えたりするなど、不正を行っていたためでした。
バーで元カノと再会すると、彼女は現在、アンソニー・ホプキンスの愛人で、その製薬会社の薬で269人が死んでおり、会社は把握しつつももみ消している事実を聞きます。
彼女の部屋に行き、彼女からPC内を見せてもらうと、隠し口座やデータ改ざんなどの事実が判明。
彼女の誘惑にぎりぎりで耐えきって帰宅するも、浮気を疑う妻。
元カノから入手したデータを弁護士事務所の代表であるアル・パチーノに見せ、裁判を起こすよう説得します。
あまりにも大企業だし、過去に敗訴したこともあり、乗り気ではないものの、結果的に承諾。
最初はサポート役に任命された主人公ですが、野心たっぷりに、自らがリーダーとなるよう直訴し、こちらも承諾されます。
もとはといえば元カノからのリークのため証拠扱いされないことから、同僚弁護士からは中止するよう進言されますが、聞く耳持たず。
その頃、愛人の居所を探るイ・ビョンホン。
主人公は帰宅すると、元カノからの電話を無視して、夫婦でディスコに。
するとイ・ビョンホンに声をかけられ、手を引け、事務所を辞めろ、でないと妻の笑顔は今夜限りだ、と言って彼は去っていきます。
さらに元カノも現れ妻と仲良くなりますが、主人公の耳元で「今度電話を無視したら全部バラす」と囁くのでした。
ある夜、元カノは行きずりの男を部屋に招き、彼に自分の顔を殴らせ写真を撮影させます。
弁護士事務所ではアル・パチーノから「余計なものを断ち切れ」と助言される主人公。
主人公が証拠の件で元カノの部屋を訪れると、薬を飲んで自殺した後。
彼女が握っていたスマホを確認すると、身代金250万ドル用意しろ、と送信した形跡が。
自宅に戻り、元カノとの経緯を妻に打ち明けます。
そしてオープニングの画廊のシーンに。
アンソニー・ホプキンスが殴った男はただの美術商で、誘拐犯とは無関係。
メールを覗き見していた主人公は現場に姿を現していましたが、何もせず傍観者。
ハッカー友人に頼み、元カノとのやり取りやSNSの履歴の削除を試みるも、全ては削除できず。
すると、元カノの携帯電話の番号から着信し、電話に出ると男の声で「なぜ電話に出た?」、それだけ言われ、相手はすぐ切ります。
裁判に向けてアンソニー・ホプキンスが弁護士事務所に来訪すると、自分の愛人はどこだ?と主人公に迫り、アル・パチーノに向けて、機密保持とPCから盗んだ証拠を返却すれば24時間以内に4億ドルの和解金を支払う、と提示。
アル・パチーノは条件を飲み、和解。
主人公が帰宅すると、元カノの死体が置いてあり、すぐに警察が突入してきて、逃走。
自宅では帰宅した妻が警察の事情聴取の後、製薬会社依頼の民間警備会社までもが妻に事情聴取。
その頃イ・ビョンホンは元カノの隣人女性をバイクで轢き殺し、女性は救急搬送され、主人公妻が急患対応で本人確認すると、なんと被害者は元カノと同性同名であることを知ります。
主人公に電話で相談する妻。
そして妻はその被害者女性を注射器で殺そうとするも、発作が起きて自然死。
妻の一連の行動を陰から見ているイ・ビョンホン。
主人公は同僚弁護士から借りた銃を使ってアンソニー・ホプキンス宅を襲撃し、もっと和解金を寄越せ、と迫ります。
彼は、アンソニー・ホプキンスが元カノを殺したと思い込んでましたが、彼は殺しておらず、元カノが自作自演で死んだ、と。
自分がどれだけ愛されているか、身代金を要求し、さらに、自らが死んでまで、その価値を探ろうとした結果だった、と。
さんざんこき下ろされてトボトボ歩いているとイ・ビョンホンに拉致されます。
気づくと目の前には妻も拘束されており、イ・ビョンホンは彼女の胸を刺します。
すると縛られながらも逆上した主人公はイ・ビョンホンを刺し、彼を殺し、妻を病院に運び込み、イ・ビョンホンが所持していたPCの暗号解読をハッカー友人に依頼。
アル・パチーノ宅へ。
主人公は気づきます。
アル・パチーノは裏でアンソニー・ホプキンスと手を組んでおり、ことごとく訴訟を潰してきた、ことを。
警察と民間警備会社が現れ、主人公を逮捕するかと思いきや、アル・パチーノが逮捕されます。
しかし彼は隠し持っていた銃で自殺。
イ・ビョンホンはアル・パチーノの下で汚い仕事をこなしていました。
製薬会社への訴訟を取り消させるため、主人公を追い込んでいたいたわけです。
後日、引っ越しの準備をする弁護士夫婦。
すると、妻の洋服に元カノの香水が付着しており、問い質します。
すると、事故だった、と言って告白。
妻が夫の浮気を疑い元カノ宅を訪問したところ、彼女はクスリでハイになっていてビンタしてきたので突き飛ばしたら、頭を打って倒れた、と。
でも、助けられたけど助けなかった、と。
そして旦那に向かって、もう大丈夫、と言い不敵に笑う妻。
荷造りしないと、と言って奥に戻る弁護士でエンディング
うーん、やっぱり大した無いことない映画でした 笑。
そもそもイ・ビョンホンの存在意義というか、意味がよくわかりません。
汚い仕事担当というのはわかるんですけど、余命短いとかやたら宗教じみてるとか、一体何だったんだろう。
どうせならもう少しハッカー友人が活躍したりしたほうが良かったと思うんですが。
アル・パチーノの存在感だけ際立ってる映画でした。
『ブラックファイル 野心の代償』、個人的にはおすすめ作品にはランクインできない作品かなぁと思います。
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