エクスタントのあらすじネタバレ感想

海外ドラマ『エクスタント』全13話を見終えました。

このドラマ、スピルバーグが総指揮で、ハル・ベリーが主演で真田広之も出演するし、ということで、かなり期待して見始めました。

が、残念ながらその期待も第3話の途中までだったでしょうか。

 

あらすじは、近未来。

ハル・ベリー演じる主人公が13ヶ月の宇宙飛行から帰還すると、なぜか妊娠していました。

夫が開発したロボットの息子と3人暮らしも、妊娠の謎を真田広之の研究所や、所属する機関ISEAに狙われます。

拉致され、覚醒状態にされ、胎児を取り上げられます。

胞子状態の宇宙人と人間の子供でした。

胞子は人間の脳をコントロールし、幻覚を見せ、意のままに操ることができる危険な存在。

真田広之は落下した隕石から胞子のパワーを削り取り、140年以上生きており、胞子のパワーを欲しがっていました。

しかしその計画も頓挫。

ハル・ベリーは危険な胞子に乗っ取られた宇宙ステーションを破壊すべく、単身乗り込みます。

地上では胞子と人間の間の子が破壊を阻止、地球に落下させるべくISEAに乗り込みます。

最後は、ロボット反対派に爆弾を埋め込まれたロボットの息子が宇宙の母を助け、胞子の子に「逃げろ」と叫んで爆発してしまいます。

胞子の子は生き残り、ロボットの息子は形は無いけどコンピュータの声となって夫婦の前に現れ、終わり。

シーズン2がアメリカで来月から、wowowでは2016年に放送が決定しています。

 

なんだかな、というドラマでした。

もっとテンポよく話が進めばいいのに、何というか、ムダに長いドラマです。

たぶん2時間映画でも十分だと思うんですけど。

胞子、という呼び方が最終盤で出てきた名前で、ほとんどは「子孫」という呼ばれ方でした。

この「子孫」の謎が明らかになるまでが異様に長い。

至る場面で夫とハル・ベリーが互いに相手を思いやるシーンも、あまりにも多すぎて辟易。

どうせこんな冗長に進むなら、ロボット反対派の過激な活動とかを描いてくれれば良かったのに。

 

「家族愛」を描きたいのだと思いますが、全人類を滅ぼすような凶悪な宇宙人なのに、半分は自分の子だから死なせたくない、というのは、ちょっとわがまますぎな感じもします。

上司だった男が死んだ娘の幻覚を見せられて、娘を手放したくない、という部分は「悪」として描かれるのに、主人公が超凶悪な胞子を生かそうとするのは「愛」って、なんだか都合良すぎな気もします。

来年にはシーズン2も放送されますが、特に楽しみにはせず、でも一応全話見ますけど、あまり期待しないようにしたいと思います。


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