サルベーション-地球の終焉-のあらすじネタバレ感想

アメリカのドラマ『サルベーション―地球の終焉―』(原題「Salvation」)全13話を鑑賞しました。

半年後に小惑星が地球に衝突するという危機に立ち向かっていくお話。

MIT(マサチューセッツ工科大学)大学院生、大富豪の科学者、国防総省の報道官とその上司である副長官を中心に描かれています。

俳優陣は、個人的には大富豪の科学者役のサンティアゴ・カブレラぐらしか知りませんでしたが、逆に、誰が重要人物かというヘンな詮索も出来ないので良かったかも。

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サルベーション-地球の終焉-のあらすじネタバレ

起:仲間集結

MITの大学院生は自作のシステムで小惑星が地球に衝突する可能性があることを検知し、教授に相談するも教授宅が荒らされて失踪。

尊敬する大富豪科学者に直談判し協力を得て国防総省副長官に進言すると、既に承知済みで、重力を操作するロケットを使って軌道を変える作戦中。

しかし実験段階で爆発して失敗。

そのことを知った国防総省の女性報道官で副長官と不倫関係の愛人は科学者に相談。

科学者は自らの会社に大学院生を誘い、火星移住計画を進めます。

一方、特ダネを追う女性記者は、科学者らが会っていた日に、国防総省の職員が殺されたことに着目。

彼は女性報道官に頼み込まれ、実験が爆発で失敗した映像を見せており、彼の不審死で女性報道官は政府と上司に不信感。

政府は次なる作戦として、NASAの人工衛星を小惑星に衝突させるプランに。

しかし実際には小惑星が砕け、その破片が地球に降り注ぐため、富豪科学者らは猛反対。

代案として電磁エンジンを開発しロケットに搭載すれば重力操作が可能と告げるも、濃縮ウランと20億ドルが必要に。

意を決した女性報道官は不倫関係の上司である副長官のカバンから機密コードを盗み、保管基地から濃縮ウランを運び出して科学者の会社に届けます。

大学院生は姿をくらませていた教授に再会。

彼は怪しい集団から逃走していました。

そして電磁エンジンの技術にも長けているため、大学院生とともに科学者の会社で開発することに。

しかし開発はうまくいかず、そんな中、大学院生の彼女が突然同じ会社で働くことに。

富豪科学者が、憂いを取り除くため、近くにいさせようという考えからも、小惑星衝突は話さず。

政府の会見で女性記者が重力操作計画の名前を出した所、女性記者は轢き逃げに遭って重傷。

政府が遂行中だった人工衛星衝突作戦、突然ハッキングされ制御不能となり、富豪科学者を容疑者として逮捕。

取調中に女性報道官こっそり渡したマイクロチップ、これを大学院生が解析し、ハッキング時の居場所に向かうと地下に巨大輸送ロケットが。

さらに濃縮ウランも保管されており、女性報道官の身を守るためにアリバイを言えずにいたわけです。

承:隕石落下事件と兵器計画

ハッキング装置は富豪科学者の社内から発信されており、大学院生が発見、一時は制御可能となるも、木星の重力により落下、失敗に。

釈放された富豪科学者は真犯人を捜査。

状況から警備部長だったものの、彼は科学者宅で頭を撃ち抜いてすでに自殺。

しかし富豪社長は彼を信頼し、真犯人は別にいると確信。

監視映像を確認すると、教授でした。

そのとき教授は大学院生とともに電磁エンジン試作機を運搬中で、ロシア部隊に襲撃、拉致されてしまいます。

そして大学院生は教授の裏切り、ロシアとの繋がりを知り、電磁エンジンに関する全てがロシアに持ち去られます。

その頃、退院した女性記者は世界的なハッカー集団から写真を受け取り、国防総省と科学者の会社の計画を暴くよう指示。

木星落下の失敗から、政府は科学者を計画から外すことを決定。

女性記者は大学院生の彼女に近づき、情報提供を願い出ます。

すると彼女は血が着いた服を発見し、彼を問い詰め、全てを聞き出し、ショックを受けた彼女は実家に帰宅。

電磁エンジンを入手したロシアはアメリカと断絶し大使館も閉鎖。

女性報道官は仲が良かったロシア大使から「アトラスへの報復」とだけ聞き出します。

電磁エンジンに必要な鉱石は地球に無い物質であるものの、落下した隕石から採取可能。

その隕石はイギリスに住む科学者の叔父の家に保管されているものの、強欲で科学者をよく思わない彼は、拒絶。

副長官が特殊部隊と大学院生とともに叔父宅に侵入し、同じ考えのロシア部隊と衝突するも、鉱石盗み出しに成功。

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転:ロシアとの敵対と政府内の陰謀と

女性報道官は科学者と二人でモスクワに向かい、ロシア大使を通じて国防大臣の面会を依頼するも、直後にロシア大使が彼らのホテルの部屋で殺されていて、二人は慌てて逃走。

その頃大学院生は女性記者がハッカー集団から送られてきた写真を入手。

その写真は2013年2月にロシアに落下した隕石の写真も、隕石の中に科学者の会社の名前が書かれたチップが埋め込まれていたもの。

アトラスは、アメリカ政府と科学者の会社が開発したチップを使って、隕石を敵国に落とすという兵器計画のこと。

ロシアで逃走中の二人もこの事実を伝え聞くも、二人とも知らないことでした。

大学院生は写真のプロパティからハッカー集団の居場所を特定し、そこで、リーダーとして指揮する副長官の息子と面会。

彼からアトラスの全容解明に協力を求められるも、大学院生は拒否。

ロシアで逃走中の二人は拘束され、逃走した教授が現れ、国務大臣と面会し、教授は撃たれ、自白剤で全てを話してしまう二人は釈放。

帰国すると、政府に無許可でロシアに渡ったとして女性報道官は逮捕。

しかし全てを知ったロシアからの要求もあって女性報道官は釈放されるも、自宅で襲撃され、男を返り討ちに。

女性記者がハッカー集団からの連絡をもとにアトラスの全容をネット記事で公開すると、ロシアは激怒しロケット協力を白紙にし、潜水艦をアメリカ沖に集結させます。

国防長官はロシア潜水艦が集結する前にロケット打ち上げを決定し、科学者らはハッカー集団と連係し、ロシアの衛星や電力を停電させ、打ち上げ成功。

しかしロケットは操作不能となり、このままだと小惑星に衝突、ロシアや中国に落下することが判明し、科学者たちは政府内の陰謀だったことを知ります。

アトラスという兵器計画の存在が明らかとなり、大統領は政府内の陰謀を疑い、国防長官を解任、テレビ演説を行うことに。

しかし演説直後、大統領は倒れてしまい、死亡。

結:戦争と小惑星衝突と

副大統領が新大統領に就任し、ハッカー集団壊滅作戦を命じ、拠点を爆破するも、直前に副大統領が息子に作戦を伝えていて無事。

大学院生と科学者は、小惑星の構造上、ロケット衝突では破壊できないことを解明するも、政府内でハッキングしており操作不能。

副長官は新大統領と女性上級顧問の大統領毒殺を疑い、棺を掘り起こすとカラ。

当時のシークレットサービスを問い詰め、旧大統領は核シェルター内で生きており、対面。

女性記者は元大統領のスピーチ原稿を手に入れ、小惑星が地球に衝突すると公表しようとするも、女性上級顧問の命令で殺されていまいます。

ハッカー集団は科学者会社のAIを乗っ取り、ロケットをハッキングしていたアメリカの空母を爆撃、しかし政府はロシア潜水艦からの攻撃と断定。

新大統領はロシアへ報復のため核爆弾を発射しようとするも、科学者や女性報道官にハッカー集団の犯行と説得され、24時間以内に証拠を集めるよう指示。

科学者たちはハッカー集団に接触し、会社のAIのソースコードと引き換えに、ロケットの操縦が可能に。

副長官たちは新大統領を拘束し、前大統領を復帰させることに成功。

しかしロシアがワシントンに向けて核ミサイルを発射。

科学者は巨大輸送ロケットへ社員を誘導し、大学院生と彼女。副長官と女性報道官もその中に。

しかし科学者本人は遺伝性の病気を理由に、ロケットに乗ろうとせず、皆に別れを告げ、格納庫を後に。

直後、見送った大学院生が危機回避の方法を思いつき、科学者と合流して会社に戻ってエンディング。

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サルベーション-地球の終焉-の感想

非常にスピーディーな展開です。

中盤ぐらいまでは女性報道官が政府側と科学者側の、あっちの味方こっちの味方と忙しい展開。

かなりの要職なのに好き勝手に時間を使えています。

色んな意味で、ちょっと現実離れしているのが、逆に好感。

なんというか、ちょっと詰め込み感が過ぎるような気が。

個人的には女性記者をもう少し重要に描いて、叔父さんとの関係とハッカーとの親子関係は無くても良いかなという感じ。

エンディングは、わかっていたけけど、突然のシーズン2への布石で終わる展開。

これはもうシーズン2見るしかありません。

とはいえ、本国では現在放映中とのことなので、やはり一年ぐらい先の放映ということになるのでしょうか。

サルベーション―地球の終焉―』シーズン2、首を長くして日本での放送を待ちたいと思います。


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