犯罪分析心理官インゲルヴィークのあらすじネタバレ感想
スウェーデンのドラマ『犯罪分析心理官インゲル・ヴィーク』全8話を見終えました。
このドラマ、スウェーデンでは25年に一度の大ヒットドラマなんだそうな。
かなりの期待感です。
主人公はFBIの元プロファイラーで、現在はスウェーデンの大学で心理学を教えています。
妹の結婚式の日、主人公の自閉症の娘が部屋を飛び出し、女性料理研究家が殺されるところを目撃してしまいます。
トラックに轢かれそうになった自閉症の娘ですが、殺人犯に命を救われます。
殺人犯は森の奥でひっそりと暮らし、宗教団体の殺し屋として活動しており、目撃者だった自閉症の娘を監視下に置きます。
そして、女性料理研究家の後は女性宗教家を殺害します。
地元警察は2つの殺人事件から主人公に協力を求めます。
トラックに轢かれそうになった娘が何か見ているかと問い詰めるも、何も話しません。
続いて男性芸術家が殺され、主人公は3つの事件の関連性に気づきます。
4人目の被害者はカフェの男性店員。
この頃には、被害者が同性愛者であることが判明していました。
しかし、なぜ彼らなのか、この後の被害者は誰なのか、がわかりません。
5人目は難民だった男娼。
男娼一緒に地下鉄トンネルで生活していた絵が上手な女性は目撃者だったので殺し屋に狙われますが、抵抗して逃走。
主人公や刑事たちは地下鉄トンネルに向かい、殺人犯の似顔絵を発見します。
殺人犯はアメリカの宗教団体に育てられ、その教義は同性愛者排除で、しかも直接的な殺人の動機は遺産相続でした。
FBIと協力して宗教団体メンバーはアメリカで、殺人犯は主人公たちが逮捕してエンディング。
えーっと、どの辺りが25年に一度の大ヒットなんでしょうか 笑。
たぶん、そういう謳い文句を事前に聞いていなければ、それなりの自己評価だったと思うんですけど。
書きませんでしたが、実際には主人公と刑事がねんごろになったり、元旦那がフツーに登場したりといったサブエピーソードもけっこう多いです。
まぁ、そういった事も含まないと8話にならなかったかもしれません。
というか、6話で十分だと思います。
それなのに犯人と背後の宗教団体が雑(説明不足)な感がありますし、仕事では冷静沈着な主人公が、娘のことになるとすぐ逆上するあたりは、個人的に残念な部分であります。
原作本は日本語訳すら刊行されていませんが、スウェーデンでは続編もあるんだとか。
『犯罪分析心理官インゲルヴィーク』、次回作があるようであれば、もう少しギュッと絞った作り方でも良いと思います。
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