しくじり先生の中田敦彦賞に感心

12月21日に放送された『しくじり先生~しくじりアワード2015~』、久々におもしろい番組を観た気がします。

この番組はもともと深夜枠で放送されていましたが、今年からゴールデンで見られるようになりました。

『しくじり先生 俺みたいになるな』ですね。

今回は、今年の番組内で教鞭をとった文字通りの「しくじり先生」たちが一同に介し、各賞が発表されるという内容でした。

各賞とは、

  • しくじり名言大賞~心に刺さった名言~
  • 柄にもないことをやってくれた大賞
  • 常識の枠を超えたヤバいヤツ大賞
  • 地獄のしくじりエピソード大賞
  • メンタルが強くなった大賞
  • しくじり名言大賞~思わず出た心の叫び~
  • 中田敦彦大賞
  • しくじり先生大賞

となっており、最初から面白おかしく番組が進んでいきました。

GG佐藤、織田信成、武蔵の3人によるドラゴンボールの替え歌もかなり個人的には高評価でした 笑。

 

そして、中でも面白かったのはオリラジ中田の独断と偏見で発表された『中田敦彦賞』。

深夜枠の際に教鞭をとったオリラジ中田でしたが、その後も番組内で過去の偉人達のしくじりぶりを発表していました。

今回は番組を愛するオリラジ中田が「俺でもかなわないスゴイ先生」として3人を発表しました。

第3位にはホリエモンこと堀江正文が。

オリラジ中田の評価によれば「トーク力が無く朴訥と話していても、コンテンツが良ければ、ということを知った」とのこと。

自分がどれだけ嫌われてきたのかをキチンと反省し、Me・We・Nowの法則を導き出し、教訓として『話すとき、まずは負け顔見せなさい』を発表したホリエモンを賞賛したのでした。

 

第2位には元子役の内山信二が。

「ホリエモンが良質なコンテンツなら、そこにさらにトーク力も加わった」とのこと。

学校の担任に向かって「年収いくら?」とか、親に向かって「誰が稼いでるの?」といったエピソードを、細切れで披露すればただの嫌われ者となるところ、一気に、しかもゴールデンで発表し、落語家か、とツッコミを入れたくなるほどのトーク力だったとの評価でした。

チャップリンの名言「最高傑作は?」の問いに「次回作だ」という引用を用い、内山信二の教訓『人間の全盛期は常に未来にある』といったことも高評価の理由でした。

 

そして第1位は辺見マリ。

「13年間ダマサれて5億円失った」というしくじりでした。

当時の番組内では涙ながらにしくじりを発表し、バラエティを超えたような番組でした。

自分のようにダマサれている人を救いたい、という個人の欲ではない社会正義のような気持ちからテレビでの発表に至りました。

今回の受賞時も号泣した辺見マリ。

オリラジ中田の総括では『失敗の共有は社会貢献である』として、ナゼ歴史教科書には必ず戦争について書かれているのか、について言及しました。

これは、失敗を繰り返さないために過去に起こった出来事を学ぶため、という理由なんだとか。

 

オリラジ中田って今までは「知識をムダにひけらかす芸人」だと思っていたのですが、今回ばかりは感心してしまいました。

サラリーマンをやっていると避けて通れないプレゼン力ですが、あれくらいうまくなれたらなぁ、などと思って見ていたものです。

ちょっとだけ、いや結構かなりオリラジ中田のトークにハマってしまった『しくじり先生』でした。


スポンサーリンク

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ページ上部へ戻る