日本がコロンビアに勝利も決勝Tはピンチに
2018FIFAワールドカップロシア大会、日本がコロンビアを2-1で撃破しました。
この勝利を『マイアミの奇跡』になぞらえ、『サランスクの奇跡』とまで言い出す始末。
『マイアミの奇跡』とは、96年アトランタ五輪のサッカー競技において、日本がブラジルに、しかもすでにA代表の多くとオーバーエイジ枠で3人ものA代表レギュラーを連ねたブラジルに1-0で勝利した試合のこと。
しかし、ここでふと思い出しました。
『マイアミの奇跡』とほぼ同じシチュエーション境遇じゃないか、と。
◆酷似する『マイアミの奇跡』とのシチュエーション
96年アトランタ五輪の予選グループは、日本、ブラジル(南米)、ナイジェリア(アフリカ)、ハンガリー(東欧)の4カ国でした。
そして今回、日本、コロンビア(南米)、セネガル(アフリカ)、ポーランド(東欧)と地域的な組合せが同じ。
試合順も第一試合が、日本vs(南米)、(アフリカ)vs(東欧)で、第二試合が日本vs(アフリカ)、(南米)vs(東欧)、そして第三試合が日本vs(東欧)、(南米)vs(アフリカ)と、試合順も同じ。
今大会の第一試合の結果は、2試合とも2-1で、アトランタ五輪のときは2試合とも1-0と、どちらも同じ得点。
アトランタ五輪のときは一戦目のブラジル戦で『マイアミの奇跡』をおこした後、ナイジェリア相手に0-2で負け、最終戦でハンガリー相手に3-2で勝利するも、2勝1敗で3チームが並び、得失点差で日本は3位となって決勝トーナメントに進出できませんでした。
ということは、今回に当てはめると、セネガル相手に負け、ポーランド相手に勝利し、ポーランドだけ全敗、日本含む3チームが2勝1敗で並ぶも得失点差で日本は3位となって決勝トーナメントに進出できない、という可能性があります。
そしてなんといっても監督が西野朗という点が気がかり。
◆グループリーグの順位決定方法
ここま状況が酷似しているのも気味悪いぐらい。
ちなみに無理やり寄せて考えれば、キャプテンは前園真聖と長谷部誠、わがまま選手で中田英寿と本田圭佑、声大きいGKに川口能活と川島永嗣、クレバーなボランチに伊東輝悦と柴崎岳、快速左サイドに服部年宏と長友佑都、などなど、なんとなく似てるような似てないような。
ちなみに、勝ち点が並んだ場合の順位決定方法は下記の順となります。
- 得失点差
- 総得点
- 当該チーム同士の対戦結果
- 当該チーム同士の得失点差
- 対象チーム同士の対戦における得点
- 反則ポイントの少ないチーム
特に、2勝1敗で3チームが並んだ場合、上記4が重要で、4位チーム相手に大量得点を奪うより、直接対決で大量得失点差で勝った方が上、という考え方になります。
ですので、コロンビア戦では相手が10人で何度か決定機があっただけに、欲を言えばもう1~2点欲しかったところ。
昨日の対戦を見て、セネガルは非常に強いことが改めてわかりました。
この強いセネガル相手に勝ち点1さえ奪えれば、調子が上がってないポーランドはおそらくコロンビアに負け、最終戦はモチベーションが上がらず、つけ入るスキが大いにできるはず。
初戦のコロンビア戦に勝利したツキを、なんとかモノにしてほしいと思います。
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